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活動レポート

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不登校児サポート活動勉強会

2006年11月12日 更新

◎講 師: 宮原美佐子氏(NPO法人きらり水源村)
◎日 時: 2006年11月12日(日) 10:00~11:30
◎場 所: 熊本市中央公民館
◎参加人数: 7名

 

◎事後レポート

 

◆内容◆

 

 宮原さんは、子どもたちの長期滞在型キャンプである子ども村事業に11年間取り組んでおられ、現在は菊池ふるさと水源交流館のなかでNPO法人きらり水源村の職員として子ども活動を担当しておられる。
 今回は、宮原さんのこの子ども村事業を通しての経験、また宮原さんご自身の子ども時代や子育ての経験を踏まえて、子ども達が抱えている問題や現状、また不登校の子ども達にどのように接しておられるかなど、様々なお話をうかがった。
 宮原さんが様々な活動を行う上で感じられたことは「今の子どもは忙しい」ということ。毎日スケジュールがいっぱいで、それに重ねて活動に参加してもらうことは、さらに子ども達を忙しくさせるのではないか、との疑問もあった。しかし、キャンプを行う時も内容をプログラム化せず、子どもの要求どおりにさせることで、自分でやりたいことを創り出せるようになり参加した子どもたちはみんな満足していたそうである。宮原さんがおっしゃっていたことで印象的だったのは「子どもが変わっているのではなく、学校が変わってきているのではないか」ということである。特に小学校から中学校になると規制・制約・注意事項でがんじがらめとなり、状況が豹変する。このような状態で学校でも家庭でも自分を出すことができない子どもになっているのではないか、というご意見にはとても納得させられた。
 また、「子どもに優しい社会」を作る前に「母親に優しい社会」を作るべきとのお話の中で少子化対策が叫ばれている今の社会でも、まだまだ母親にとっては前進しているどころか後退しているような状況であると聞き、非常に驚いた。
 参加者からは「不登校の子どもに対して、学校へ行くことを頑張らせるべきなのか、『行かなくていいよ』と言ってあげていいのか、迷う」といった意見もあったが、宮原さんは「間違ってもいいんだよ」と子ども達に教えてあげて「学校なんて行きたくなければ行かなくていいよ」「頑張らなくていい、休みなさい」
と言ってあげていい、とおっしゃっていた。確かに、その一言を聞くだけで子どもたちも楽な気持ちになれるのではないか、と感じた。「体験や活動もやりっぱなしではダメ」「人と付き合うこと、自然と付き合うこと、これは自分のことを振り返る材料になる」宮原さんのこの言葉がとても印象的だった。
 これから、様々な活動をしていく中で、活動が終わればそこで終わり、ではなく、次に何ができるか、それをどう生かせるか考え、自分自身も成長していきたいそう強く思った勉強会だった。(香織)

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