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活動レポート

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不登校児サポート活動勉強会

2006年12月10日 更新

◎講 師: 向野公味子氏(キンダーラウムムクノ)
◎日 時: 2006年12月10日(日) 10:00~11:30
◎場 所: 熊本市中央公民館
◎参加人数: 15名

 

◎事後レポート

 

◆内容◆

 

2006年の最後となる向野先生のお話は、小児科医としてのお話もあり、心理学的側面からのお話もあり、非常に興味深いものでした。先生がどうしても伝えたいと最初にもってこられたロジャーズの「パーソナリティ変化の必要にして十分な条件」は、先生の丁寧な説明を聞いていくと今まで以上に理解しやすいものでした。

 

1、二人の人間関係が心理的な接触を持っていること。
2、クライエントが不一致の状態にあるか、傷つきやすく不安定な状態にあること。
3、セラピストはこの関係の中で一致し、統合されていること。
4、セラピストはクライエントに対して、無条件の肯定的な配慮をしていること。
5、セラピストは、クライエントに共感的理解を経験しており、この経験をクライエントに伝達するように努めていること。
6、セラピストの共感的理解と肯定的配慮をクライエントに伝達するということが、最低限に達成されていること。

 

この話の中で、4の無条件のというところが非常に難しく、自分も最初は理解できなかったというお話や5、6の伝達するというのが、ただ伝えるだけでなく相手が理解できるように伝えることが重要であるというお話が印象に残りました。
その後、マズローの5段階の欲求を食べ物に例えて説明をされ、非常に腑に落ちました。
・第1段階_生理的欲求(とにかく食べれればいい)
・第2段階_安全の欲求(安全な食べ物を食べたい)
・第3段階_社会的欲求(人と同じものが食べたい)
・第4段階_承認の欲求(人から尊敬されるものが食べたい)
・第5段階_自己実現の欲求(自分が認めるものが食べたい)
その後、スライドを使って、これまでの小児科勤務時代の話やクリニックを開かれてからの患者さんとの遊びを通したコミュニケーションの話をして頂きました。中でも、養護学校がない時代に入院患者さんに勉強の機会を与えるために養護学校をつくる運動をされた先輩の話は、今では普通になってしまったものも最初はかなりの労力と熱意によって変化をしてきたんだなぁと改めて感じました。
あっという間に時間はすぎてしまいましたが、年齢を感じさせない先生のエネルギーに参加者一同多くの刺激を得たように思います。(文ー島津)

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