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活動レポート

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不登校児サポート活動勉強会

2007年02月24日 更新

◎講 師: 藤崎育子氏(開善塾相談室長)
◎日 時: 2007年2月24日(日) 19:00~20:30
◎場 所: くまもと県民交流館パレア
◎参加人数: 70名

 

◎事後レポート

 

◆内容◆
NEXTEP2007年最初の講演会は、開善熟教育相談研究所相談室長である藤崎育子先生を迎えての講演会でした。
先生は不登校や引きこもりの子ども達のために相談があれば全国どこでも訪問し全力で関わっていくパワーと熱意を持った先生です。
講演が始まって、ふっと見ると先生の目元に青あざが。
「ちょっと子どもと取っ組み合いになっちゃいまして・・・」
先生の熱意はこういったところからも伺えます。
「家庭訪問の実際」
 藤崎先生の、不登校児や引きこもりの子供たちと実際に関わった事例をたくさんお話していただきながら、学校復帰を目指すときにいくつか気をつけなければならないことを示されました。
「子どもの顔をつぶさない」
「表情に気をつけて」
「核心には触れない」
「保険をかけて約束する」
「恋せよ先生」
保護者への言葉として、ホテル住まいの王子様王女様にしないために「食を大切に」
「だめなものはだめ!叱るときは短く!」
「いやみ、けなすと子どもの気持ちは曲がります」
「夫婦仲良く!そうすれば子どもの問題は乗り越えられます!」
「お母さんの笑顔が一番、お父さんの声は金の鈴」
 先生は子供たちとの関わりの中で、子供たちにマッサージをしてあげることがあるそうですが、悲しいことに彼らの肩は80歳の人のように硬く緊張した肩をしているそうです。まだ子どもなのに硬く緊張しきっているというのです。心が硬く閉ざされたうえに体までもそういう状態になった子供たちはどれほどつらい状態で毎日を過ごしていることか、とても悲しい気持ちになりました。そういう子供たちの中でも克服できた子供たちの中には、不登校になってよかったと感じている子供もいるそうです。なぜなら、人の痛みがわかるようになったり、学校を休んでも意味が無いことがわかったからだそうです。それを聞いて、こういうポジティブな部分はみんなが持っているもので、そこを引き出せると変化につながっていくのかもしれないと感じました。可能性を秘めているのだとも思いました。そして先生がそういった子供たちのためにいつも使っている緊張をほぐす方法を教えてくれたのですが、7秒間、手の親指を入れた状態で拳を作り、石になるイメージで全身硬くしたあとゆっくり力を抜きリラックスをするという方法を3回程度繰り返すという方法でした。みんなで実際にやってみると、不思議!ゆっくりと体がほぐれていくのがわかるような心地よさを感じました。不登校や引きこもりの子供たちの現状にどう対処していけばいいのか、働きかける方法はこういったマッサージを行ったりしながら脱感作を行う方法など色々あることも学ぶことができました。
 たくさんの事例を踏まえた講演をされる先生のその声は、その子供たちの訴えたいこと、うまく表に出せないでいる心情を代弁し、私たちに伝えてくれているのだと感じました。大人は、そういう訴えに耳を傾けながらも、子どもたちに集中しがちな目を、自分自身に向け見つめなおしながら関わっていくことも大切なのではないかと、藤崎先生の講演を聴きながら思いました。(美鈴)

NEXTEPの活動にご支援いただいている特別協賛各社