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活動レポート

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NEXTEP特別講演会~不登校児サポートセミナー~

2007年04月14日 更新

◎講 師: 坪井節子氏
(NPO法人カリヨンこどもセンター理事長/弁護士)
◎日 時: 2007年4月14日(土) 14:00~15:30
◎場 所: くまもと県民交流館パレア
◎参加人数: 65名

 

◎事後レポート

 

◆内容◆
東京弁護士会子どもの人権救済センター等において,少年事件の付添人活動や学校,家庭,福祉の現場での子どもの人権救済活動にたずさわりながら,カリヨン子どもセンターの理事長でもある弁護士の坪井節子先生に講演に来ていただきました。
子どもの人権救済センターの相談では,いじめ,体罰,不登校,虐待,少年非行などの問題が数多く寄せられているそうです。これは社会の中で,また個々人がさらに注目すべき,議論すべき,そして対処すべき問題であることの象徴であると言えます。
あるいじめの問題のケースに関して,ストレスフルな日々のはけ口はいじめしかない,自分を守るためにいじめる側にまわるんだ,…そんな子ども達がたくさんいるんです。いじめられる側と,いじめる側が次々に変わっていく過酷な毎日に耐え続けた子どもは死ぬのに勇気なんていらないと言ったそうです。

 

ある非行少年のケースに関して,自分の命が大切でないなら他人の命もどうでもいいんだと。その自分の命が大切でないとゆうところまで追い詰められたのはきっと大人の責任でしょう。坪井先生は,少年犯罪は痛みからのSOSなんだと言われました。
『子どもはただ,一緒に考えて,おろおろしてくれる存在がいるだけで,がんばれる可能性を持った存在なんだ。』
子どもの人権保障を考える際に,坪井先生は三つを挙げられました。
『生まれてきてよかったね。ありのままのあなたが生きていていいんだよ。』
『ひとりぼっちじゃないんだよ。一緒に歩いてくれる人がいるよ。』
『あなたの人生は誰も代わってあげられない。あなたが歩くんだよ。』
では子どもの人権保障をどう実践するのか。
『子どもと大人は,対等かつ全面的なパートナーである。』幼児期からの人格の尊重,バランスのとれた成長発達の確保,社会の重要な構成員としての社会を支えるための有意義な参加等を挙げられました。
カリヨン子どもセンターは,困難な問題を抱える子どもたちに,弁護士による法的支援と,児童福祉関係者や市民による福祉的支援の両方をおこなうNPO法人です。『大丈夫。一緒に考えよう。あなたは大切な人。ひとりぼっちじゃないんだよ。』のメッセージを伝えたいと頑張っておられます。もっともっとこのように子どもと同じ目線にたった支援機関が必要だと考えさせられました。
一人の命がこの世に誕生したとき,ただこの子が生きていてくれればそれだけでいいと願った日々を忘れてはいないですか?慌ただしい日々と世間体を気にする日本社会の中で,命がそこにあるのを見失っていませんか?
『生きていて欲しいと願ってくれる人が一人いるだけでいい。』
そんなメッセージを大人が自覚し,子ども達に伝われば一人でも多くの笑顔が取り戻せるかもしれないと思いました。(史)

 

<参加者の声>
・只今三人の子育てで毎日忙しい日々を過ごしいました。 そんな中、色々な事で悩んで何をしていいのかわからなくなったとき今回の話を聞いてみないかと勧められ講演会を聞きに行きました。 素晴らしい経験が出来ました。 ぜひ、また講演会を聞きにいきます。

 

・坪井さんの話を聞いて
「迷いながらでも、めげながらでもいいから、それでもやっていこう」という気持ちがジワッと広がっています。迷った時には、もう一度初心にかえってみるといいますが、その気持ちを思い出させてくれた坪井さんの話でした。

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