> 活動レポート > 3月6日 不登校児サポート勉強会

活動レポート

活動レポート

3月6日 不登校児サポート勉強会

2011年04月16日 更新

岡田先生は発達クリニックを開業されている医師でいらっしゃいます。今回は、「発達障害と特別支援教育と不登校」というテーマでお話しいただきました。

 

まず、日本で「発達障害」とひとくくりに言われている学習障害や注意欠陥多動性障害、自閉症、アスペルガー症候群などは、英語ではそれぞれ別物として扱われているそうです。そのことが示すように、発達障害の症状は多様です。また発達障害の子には、自分で何に困っているか気付ける子もいますが、気付けない子もいます。診断名で判断せず、その子に寄り添い、その子の困り感を知るということが大切だということでした。

 

特別支援教育については、障害のある子のためのものと考えられがちですが、全ての子どものための教育であり、通常学級の中でも6.5%の子どもは特別支援を必要としているとされています。特別支援教育は苦手な事を支援するだけでなく、得意なことについても支援していくものであり、どんなところで困っていて、どんなことは受け取れるのか、苦手なものも、どう形をかえればその子が受け取れるものにできるのかということを一緒に考えていってほしいとのことでした。

 

そして不登校についてですが、実際の不登校児の中には高い割合で発達障害をもっている子がいるそうです。診断を受けている子もいれば、受けていない潜在的な発達障害の子もいます。発達障害の発見や支援への対策を行う事が不登校を防ぐことに繋がります。また、発達障害は早期に発見することで、その後の発達が良好となる可能性が高くなります。不登校児に対して、どうしたら学校に行けるかを考えて対応してしまっている場合もありますが、どうして学校にいけないのか、原因を一緒に考えることが、発達障害の発見や支援に繋がる大切な一歩となります。発達障害の早期発見や支援は、医療や教育、家庭などの場で行う必要性がありますが、発達障害の知識なしに行うことは困難です。発達障害は、その子によって症状が多様であり、個別に対応していく必要はありますが、その傾向や特性などの知識を持っておくことで格段に子どもを理解しやすくなります。発達障害の知識を持つ人が増え、社会全体に発達障害には早めに対処することが得であるという雰囲気を作っていくことが、発達障害や不登校の対策になると学びました。

 

発達障害の子への対応というと、専門家の領域という印象がありました。しかし岡田先生のお話を聞かせていただき、専門家だけでなく地域の一員としてでも発達障害やその支援に関する知識を持って対応することが大切だと感じるようになりました。今回の学びから得た新たな視点を生かし、今月末から始まる新年度のフィールド活動で子どもたちのことをより理解できるよう関わっていきたいと思います。

 

岡田先生、貴重なお話をありがとうございました。             (大西)

 

◎日 時: 平成23年3月6日(日)14:00-15:30
◎場 所: 熊本県民交流館パレア 第3会議室
◎参加人数: 20

NEXTEPの活動にご支援いただいている特別協賛各社