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訪問看護見学後のレポート10

2011年09月30日 更新

◎日 時: 2011年9月21日~22日
◎参加者: 看護師

 

<見学を終えて感じた事>

1歳半の妹の居る女の子の訪問を見学させていただきました。母親から直接話を聞かせていただき、「生まれる前、育児書を読みあさり、子どもと暮らす生活を思い描いていた。でも、早期胎盤剥離で・・・。そこからは想像ができない日々が突然にやってきて、毎日泣いて暮らし、しにたいとも何度も思った。病院の看護師さんでは生活を描くことができない。どうやって暮らせばいいのか、どうやってこの子を育てるのか。考えられないことを、一緒に考えてくれる。専門の知識とできれば育児経験がある訪問看護師は自分たちには絶対必要」いかに訪問看護が彼女の支えになっているのかがよくわかりました。

午前の母親も含めて、今日の3例の母親の看護師に対する表情には、絶対の信頼を感じました。もちろん日々葛藤があるでしょうが、少なくとも今日の表情は心から明るく感じました。また技術面では、物品の工夫次第で看護が広がることを、入浴を見学させていただいて感じました。病院での経験から当たり前のように思っていた清潔の観念も、在宅では「これくらいでは大丈夫」という幅の大きさにも驚きます。小児科では特に、検査データなど細やかに把握して援助を行ってきただけに、「あれは何だったのか」と思うくらいで、そのラインをどこで引くのかが難しいと思いました。もちろん児によって抵抗力などにも個人差があると思います。その時の体調などにも違いが出るでしょうから、判断は個別性を踏まえてより困難になると思われます。

 

ステーションの運営についてもご指導いただき、最も感じたのは、楽しんでおられる余裕があることです。サービスをサービスとして売るのではなく、子どもたちのことを考えて必要と考えるから行う。たとえば、カレンダーや記念日の写真なども、宣伝のために行うのではなく、自分たちが子供の笑顔を残したいと考えられて撮っておられるように感じました。単純に「撮りたい」という思いはお母さんと同じです。ともに喜びたいそんな気持ちが、お母さんたちに通じて信頼関係が生まれるのだと思いました。お母さん方が望んでおられるのは、優れた技術でも、知識でもなく、ともに悩み考えてくれるそんな存在なのだと思いました。

小児の発達について、専門的な知識を持って、育児のアドバイスができなければならないと改めて感じました。「大人の小さいのが子供ではなく、子供は全く違うものである。」と小児看護では教えていますが、成長発達や育児ついての知識と、母親の気持ちに添える感性、小児看護の専門性が問われると思います。また母親にとって多くの同じような仲間ができることが必要であり、母親同士のつながりなどサポートの点でも専門のステーションは絶対必要であると考えます 。

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