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活動レポート

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9月23日「小児在宅医療と訪問看護ステーションの必要性」

2011年10月10日 更新

<特別講演会>

◎日 時: 平成23年9月23日(日)18:30~20:00
◎参加者: 90名

 

◎事後レポート

 

9月23日祝日に、大阪市立総合医療センターの多田羅先生をお招きして講演会を行いました。前年度はあおぞら診療所の前田先生。今年度は多田羅先生と小児在宅医療の名だたる先生方にお越しいただけるなんて素晴らしいことだと思います。これというのも、熊本が全国的見ても、小児在宅医療の関心が高いことがあると思います。

今回の特別講演のテーマは小児在宅医療と訪問看護の必要性なのですが、訪問看護師さんより医療機関の看護師さん・行政からの参加を多くいただきました。小児科の先生方、病棟の看護師さん、訪問看護師さん、地域の保健師さん。障害のある子どもたちの毎日を想うことは、すべての子供たちの笑顔につながります。熊本ってなんか熱い思いの詰まった土地なんだと、他県出身の私は感じています。

 

さて、本題に入りましょう。

小児の緩和ケアって医療機関に努めている人以外は、よくわからないことですがこう言うと分かりやすいかと思います。病気をして注射をしないといけない。子供の時の私でもいい、自分の子供を想像してもいい。痛いけど我慢する。我慢して泣かないことは偉いこと。泣き叫ぶと恥ずかしいこと。そう皆さんは思われてきた。そして今も思っているのではないでしょうか。
小さい子供が、痛みを我慢することは偉いこと???痛みはなくしてあげる。我慢することはないんだと教えてあげよう。痛みなど感じずに幸せに暮らしていけること。これが痛みを我慢してなんぼの日本の美徳とほど遠く緩和ケアとは、死期が近づいてきた大人のみが受けるような特別な印象のものになっています。それを払拭するのは難しいですが、ひとりでも多くの人が、痛みを感じず笑顔で療養できる子どもたちが増えていく小児緩和ケアに理解を示してほしいと思います。
緩和ケアのお話しのあとに、イギリスの小児在宅とホスピスの紹介もありました。イギリスと日本のお国柄も違いますので、なかなか同じ様にいかないことは分かりますがあまりにも子供の人権について守られていることはあらためて驚きでした。入院は健全な子供の発育には、不適切な環境である。本当に病院の白い壁は夢も希望も吸い取られてしまいそうです。療養せざるを得ない子供たちと家族の生活を、輝きあるものに・・・欧州のようにできたらいいなと漠然と考えさせられました。今、私たちにあるのは微力ですが、いつか大きな力になりたいと感じた講演会でした。

 

(中本)

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