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活動レポート

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12月9日 矢萩邦彦氏トークライブ

2013年02月06日 更新

◎日 時: 平成24年12月9日(日) 15:00-16:30
◎場 所: くまもと県民交流館パレア
◎参加者: 55名

 

矢萩さんの活動は、ジャーナリスト、教育者、NPO、編集者、詩人、平和学実践者、社会学、アーティストなど、とても多岐に広がっています。しかし、今回はトークライブということで、幅広い領域で実践の中で得られた学びのエッセンスを、事例と共にお話いただきました。内容はどれも現場で、しっかりと継続的実践から得られたものばかり。考えさせられるような投げかけにも溢れ、発見や驚きに満ちたトークライブ。テーマは「次世代リーダーシップとキャリア形成 ~平和への想像力~」です。内容をごく一部ご紹介します。

 

<ジャーナリストの視点として>

先日のロンドンオリンピックと共に開催されたパラリンピックへジャーナリストとして派遣され、現場で感じたこと。スポーツマンシップということ。それは選手だけではなく、観客にも必要です。例えば英国の観客は、英国以外の国の選手が活躍しても拍手喝采が起きます。パラリンピックの各競技にも大変多くの観客が集まり、みんなで注目し応援しています。もし日本でオリンピック、パラリンピックが開催されたとして、私たちはスポーツマンシップを持った文化として受け入れられるでしょうか。

 

<矢萩さんの現場の一つに、教育現場があります。>

小学生に勉強を教える現場で、矢萩さんは今まで1,000人以上のこどもたちに「学校の良いところ、嫌いなところを教えてください」という質問をしているそうです。「友達はいい」「先生はムカつく」といった様々な回答があるのですが、学校があまり子どもたちにとって良い場所になっていないという現状はあるようです。矢萩さんはこれをコミュニケーションの問題と捉えています。教える側である先生たちと、こどもたちの間で、もっとしっかりとしたコミュニケーションがあれば学校はこどもたちにとってもっと良い場所になる。ということです。

 

<あらゆる視点を持つ。活かす。>

とても私のつたない文章では表現しきれませんが、これ以外に、NPOとして、編集者として、詩人として、平和学実践者としてなど、あらゆる現場からの学びをお話いただいたわけです。江戸の時代には、教養とは、人の気持ちを分かることという概念があったそうです。より人の気持ちを理解できるようになる為に、広い視点で知識を深めていく。より多くの人に共感できる自分を作っていく。これが教養を持つということ。そういった意義を強く意識させていただく内容でした。

 

そしてもう一つ、矢萩さんのような先生に出会えたこどもたちはどんなにラッキーだろう。学校教育での学びがもしもみんなこの質だったら、さらにたくさんのこどもたちの才能が花開いて、日本はものすごく元気になるのではないかな。そんなことを考えました。自分たちに身近にできることを考え実践したいと思うと同時に、矢萩さんにこれからもどんどん活躍して欲しいです。熊本から応援しています。本当にありがとうございました。

 

(佐々木)

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