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訪問看護見学後のレポート23

2013年12月29日 更新

◎日 時: 2013年12月16日
◎参加者: 医師

 

<見学を終えて感じた事>

私は、小児を対象とした訪問看護ステーション業務の実際を、そのスタッフに同行して見学したのは今回が初めてです。率直な感想を述べさせていただきます。

 

午前中女児の家庭一か所、午後から男児の家庭二箇所の訪問に同行させてもらいました。どの家庭にも共通することとして、気丈で、明るくて、テキパキと動く“お母さん”の存在でした。“お母さん”は、スタッフの訪問を自然と受け入れ、90分の時間の中で、入浴を中心に子供のケアを一緒に実践されていました。一日の生活リズムの中に無理なく組み込まれている、協同の“家庭療育”場面でした。スタッフも“お母さん”も、子供に対する“声掛け”を絶えずし、恐怖心を抱かせないように心掛けてありました。

 

一人の“お母さん”から、今に至るまでの苦難の道程を聞くことが出来ました。子供のことで、一番悩んだことは、相談する人がいなかったこと、とのことでした。現在の気丈で、明るい“お母さん”となるまでには、筆舌に尽くしがたい経験をされてきたことでしょう。その過程に、訪問看護ステーションを中心とした、関係するスタッフの関与があり、“お母さん”にとって大きな支えとなっており、また今後の生活の中でも大きな支えとなり続ける存在であると思います。

 

私はリハビリテーション分野での勤務が主です。対象となる方は、年齢は関係ありません。疾患は様々です。医療・介護を進める中で、主体となるのは患者本人です。その患者をもっともよく知るのは“家族”です。大人であれば、配偶者、あるいは同居する人。小児であれば、“お母さん”あるいは“お父さん”でしょう。患者本人とのコミュニケーションが不十分であれば、その家族の方との “会話”が如何に大切かと実感しています。小児の場合、“一緒に成長を看てゆく”という共通認識が、“お母さん”にも、そして関わるスタッフにも、潜在的にあるのかもしれません。このことが、家庭の生活の中に自然と入っていける要素なのかも知れません。

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