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訪問看護見学後のレポート38

2015年4月21日

◎日 時: 2015年3月16日
◎参加者: 看護師

<見学を終えての感想>
 勤務している法人内で重症心身障がい児・者専門の訪問看護
設立予定があり、3/16見学をさせていただきました。
 今まで訪問看護の場を見る機会がなかったので、とても新鮮に映るとともに、うちの法人が訪問看護ステーションを立ち上げて、どんなことがどこまでできるかということについて考えさせられました。

 午前中は退院して10日経たない1歳児の訪問に同行させていただきました。気管カニューレが塞がりそうな粘稠痰で本人も家族にとってもしんどかったろうと思います。
 看護師2人で呼吸リハ、体位ドレナージ、吸入、入浴とテキパキとその場で判断し、多量に吸引できました。みんなでよかったよかったと安心し、母の入院時の不安や不満、生活の様子を聞き家族の気持ちをほぐしている様子は、こちらも穏やかな気持ちになりました。
 事務所に戻りまして、看護師・ヘルパーの方々が訪問先の児の様子やその課題、解決策など自然に話題にして話し合っている雰囲気。その後のそれぞれのミーティングも、共有事項、今後のケアに重要なことについて話し合っておられました。 それぞれが、1人の子どもに対して、職種の垣根を越えて自分が見てきたこと、自分の考えを話すことはすごく素敵なことだと思います。
 お互いを自然に認め合える環境を、中本さんが作られたのだろうと思います。

 午後からは訪問看護設立に向け、付けておくべき知識について教えていただきました。どんなことも理由になりませんが、勉強してからであればもっと踏み込んだことを聞けたろうと悔やまれます。
『「この子がいるせいでこうなった」とか家族が思わないような人生を送ってほしい。』
『家族がいる時間は大事にしてほしい。訪問が入ることで、家族、特に父親が介護から離れてしまうのなら意味がないと思う。父親の代わりに看護師がやるというのでは、家族はずっと訪問看護に依存してしまうことになる。看護師がいなくても、自分たちで何とかやれる。でも、困ったときは助ける。という存在でありたい。』
など、胸に残る言葉をたくさんいただきました。
 うちの法人がある地域は大きな都市ですが、重心児を預かる施設、特に夕方から朝にかけて預かるところは現在のところありません。重心棟がある病院でショートステイを受け入れていますが、市内に2つです。
 子どもの介護をするのは主に母親ですが、私たちとの関わりもだいたいその2人に限られてしまうので子どもと母の声にフォーカスしがちです。
 数年先の家族のことを考えた支援と、そして今何が私たちに望まれているのか。持ち帰り法人内でも話し合いたいと思います。
 私自身、法人が望むことではなく、子どもとその家族が何を必要としているか?
訪問看護を立ち上げる方針に理由づけしていくのではなく、関わっている子どもと家族が望むことに焦点を当てて、この後考えをまとめたいと思います。

 貴重な機会を与えてくださった、島津先生をはじめステップ♪キッズの中本さま並びにスタッフの方々、本当にありがとうございました。


(ケアする子どもの入園(?)の園服の写真に、みんなでキャーキャー喜んでいた姿が忘れられません。
 成長をみんなで一緒に喜ぶ、その子にとっても嬉しいだろうなあと思います。素敵な時間をありがとうございました。)

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