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活動レポート

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訪問看護見学後のレポート40

◎日 時: 2015年7月30日
◎参加者: 看護師

            見学を終えて感じたこと
<午前>
今回、当院での小児在宅療養支援の充実に向けての検討のため、熱心に活動されている貴ステーションでの訪問看護の見学をさせて頂きました。
看護師さん1名、ヘルパーさん1名と共に低酸素性脳症で気切、在宅酸素療法、胃瘻管理を行っている1歳男児のお宅に伺いました。児は3人兄弟の二男で、三男は今年5月に生まれたばかりでした。夏休み中で外出支度中の長男と、おっぱいが欲しくて泣いている三男のいるにぎやかなお宅に、看護師さんとヘルパーさんのすっと溶け込むように入っていく姿を見て本当に訪問看護は生活の一部なんだと実感しました。自分も同じ看護職ですが、病院と自宅の違いというのでしょうか、本当に“家族”“生活”だと思いました。また、病院では見ることのない、兄弟が児のベットを囲み、児に触れ(時にはベットにも乗るそう)児の変化に気づくといった、本来子どもにとっては当たり前の、父、母、兄弟たちに囲まれて成長し過ごし、生きていく姿に改めて家の良さを感じました。医療的ケアを必要としながら自宅で過ごすということ、児の状態の判断を自分たちがするということ等どんなに家族は不安だっただろうと想像します。不安は完全には拭いきれないでしょうが、看護師さんやヘルパーさんたちの毎日の支えによって「まぁいっか」という言葉がでるくらいの母の逞しさ、そしてスタッフの方々の力に大変驚きました。
<午後>
 午後も看護師さん1名、ヘルパーさん1名と共に脊髄性筋委縮症で気切、人工呼吸器、胃瘻管理を行っている8か月男児のお宅に伺いました。兄も同じ病気で同様の医療的ケアを必要とする方でした。児を産むときのご家族の意思決定、覚悟がどれ程のものだったろうと思います。妊娠前から相談に乗ってきたと聞き、家族への支援の深さがうかがえました。どのような場面でも最終的に決めていくのは家族ですが、それは強力な支援があってこそ実現できるものであると思います。子どもと家族の大事な話、家族のこれからの未来について、側で支援させて頂く私たち医療者はそのことを当たり前と思わず、感謝し、同時に大きな責任と難しいことにも向き合う覚悟を忘れてはいけないと改めて思いました。
午前、午後いずれも主なケア内容は入浴介助でした。看護師さん、ヘルパーさんの連携は素晴らしく、また事務所でも日常的に情報交換がなされ、目の前で多職種連携を見せて頂きました。
また、これまでの施設の活動紹介の中で「自分の子どもだから自分が育てる、連れて帰る」「施設に入れば体は楽でも側にいないと精神的に落ち着かない」という母たちの言葉を忘れず、今後の看護に活かしていきます。

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