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お知らせ

プロボノ~あなたの専門性を生かしたNEXTEPへの参加・協力~

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<目次>


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はじめに

”プロボノ”という言葉をご存知でしょうか。

プロボノは、NEXTEPに参加・協力いただく方法のひとつです。

NEXTEPでは、“こどもたちの笑顔のために”想いを同じくする方にボランティアや、職員、賛助会員など、様々な形で参画いただいています。

中でも、より【専門的なスキルを活かし、プロジェクト単位で】活動へ参加いただくのがプロボノです。

一定の活動費のお支払いなど、事前にプロジェクトのゴール、期間等を調整しスタートし、プロジェクト終了後は振り返りを行い終了となります。その後も賛助会員等として継続的にご支援いただくケースや、イベント等に参加者として参加いただくなど、それぞれの形で仲間として関わっていただいています。

本記事では、専門性を生かしてNEXTEPへ参画いただく「プロボノ」とは何なのかについて、事例も交えお伝えします。あなたの知識や経験を生かして、「こどもたちの笑顔をつくる」NPO活動へ参加するきっかけにしていただければと思います。
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プロボノとは

 

NPO活動に参加する手段としてよく目にする「ボランティア」は、特定の資格やスキルが無くても参加できる場合がほとんどだと思います。一方プロボノは、ボランティアにあるような「無償性」「社会性」「自発性」といった要素を持ちつつ、さらに専門性を活かす形で活動にご参加いただきます。

尚、ここにあるボランティアにおける「無償性」という言葉は、報酬を【目的としない】という意味合いであり、場合によって謝金や交通費といった形で一定の額をお支払いすることがあります。この点はプロボノも同様に考えています。
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NEXTEPにおけるプロボノ参加の全体像

NEXTEPでのプロボノでは、下記の3ステップでプロジェクトを進めていきます。

[Step1] 事前ミーティング(プロジェクトの設定)

下記の内容を検討する事前ミーティングを実施します。

◎ゴール・・・何をどこまで行なうか

◎期間・・・いつまでに実施するか

◎役割分担・・・お互い無理がない形は何か

◎活動費(謝金・想定される経費)・・・見積りが必要な場合も

◎その他確認事項・・・内容によっては覚書などの書類を交わす場合も

[Step2] プロジェクト(プロボノ)実施~完了

◎実際にプロジェクトを実施していきます。

[Step3] 事後ミーティング(プロジェクトの振り返り)

◎プロジェクトの振り返りを行い、お互いに良かった点、改善点などを整理する時間を設けています。成果やプロセスを振り返りながら参加いただいたみなさんへの感謝をお伝えすることや、今後のプロボノや法人運営にあたって大切な気づきが得られる場と考えています。

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参考事例「法人パンフ制作プロジェクト」

2023年度に実施したプロジェクトを例として、プロジェクトがどんな流れで進んだか、まとめてみました。このケースは半年程度の少し長めのプロジェクトですが、場合によっては1か月程度、数日程度のプロジェクトもあります。毎回、プロジェクトごとにやり方が変わりますが、一つの事例として参考にしていただけるかと思います。

①プロボノ参加者のプロフィール

せりたPR企画代表 広告デザイナー

芹田博(せりたひろし)

 

福岡市博多区在住。福岡市内の印刷会社にて校正業務を担当した後、1997年広告デザイン業として独立。紙やウェブ問わず制作物全般の実績を積む。福岡NPO共同事務所「びおとーぷ」に移転後、多くのNPO・NGO団体の制作物に携わる。

2011年に福岡県NPO・ボランティアセンターで非常勤相談員を経験したことで、NPOやボランティア団体の広報に関する専門相談にも注力した。最近では、ボランティアセンターや社会福祉協議会などの広報講座や研修の講師も務める。

2022年3月 京都芸術大学芸術学部芸術教養学科卒業(通信教育)

同 年4月 京都芸術大学芸術学部デザイン科イラストレーションコース入学(通信教育)※現在休学中

2024年4月日本福祉大学福祉経営学部医療・福祉マネジメント学科(科目履修)入学

 

NPO法人 とねりこ理事 / NPO法人 福岡すまいの会理事 / 特定非営利活動法人 地域ひとネット理事 / 福岡NPO共同事務所「びおとーぷ」運営委員


[Step1] 事前ミーティング(2023/4/20 )

◎ゴール・・・法人パンフ制作の進行管理

◎期間・・・2023年7月〜2023年末

◎役割分担

・NEXTEP:内部プロジェクトチームの組織化、校正、素材の提供(イラストや写真)

・プロボノ:進行管理、プロジェクトチームを対象とした研修実施(デザインや広報、仕様決定などにあたって判断基準を設定するためのファシリテーション)

◎活動費(謝金・想定される経費)

プロジェクトチームの研修費用などを活動費用としてプロボノ側に支給。

◎その他確認事項

◎福岡 – 熊本で距離があるため、オンラインミーティングを中心に進める。

◎制作作業及び印刷の発注先に関しては、今後協議する。


[Step2] プロジェクト(プロボノ)の実施

今回はプロジェクトチーム=理事のメンバー(9名)としました。

パンフレット制作に関わるのが初めてのメンバーもいたため、打ち合わせの冒頭では、何を検討すればよいのかについての研修(写真の必要性についてやサイズの検討など)を実施しました。

 

(ZOOMによる打合せ)

(当初のスケジュールイメージ)

 

~プロジェクトチームでの打ち合わせ/実行の経過~

2023/6/14 第1回 「プロジェクト説明・プロボノせりたさん紹介」

2023/6/18 第2回 「NEXTEP総会への参加」

2023/7/12 第3回 「事前アンケートを元に方向性の検討」

2023/9/13 第4回 「仕様検討」

2023/10/11 第5回 「デザイン案を元に検討」

2023/11/8 第6回 「デザイン案の絞り込み」

2024/2/26 第7回 「制作物確認」

 

プロジェクトの冒頭にて、パンフレットの対象やイメージについて、アンケートを実施し、プロジェクトチームに共有しました。その上でデザインの仕様や方向性を決定。

その後、各メンバーで担当を振り分け、素材やテキストの収集を実施。せりたさん(プロボノ)にて進行管理を行いました。

打ち合わせの頻度は、理事会の日程にあわせ月1回のペースで実施しました(オンライン)。

制作作業及び印刷の発注先も協議の上、引き続きせりたさんに業務としてお願いすることにしました。

 

~プロジェクトの終了~

制作は年内(2023年)完成を目標としていましたが、2024年3月校了となりました。プロジェクトチームの話し合いは合計7回でした。

 

(成果物:パンフレット)

◎仕様

A5 / カラー / 12ページ /1,000部

2024年3月発行

 

[Step3] 事後ミーティング(プロジェクトの振り返り)

プロジェクト自体の振り返りを行いながら、「NEXTEP-プロボノ双方にとってよりよいプロボノのあり方」について意見を出し合いました。

プロボノ側から)
NEXTEPの公式サイトに「プロボノ」と書いてあったことが、たまたま目に入り問い合わせてみたのがきっかけです。

何ができるのか不安もありましたが、法人パンフレットの見直しのタイミングと時期が重なっていたことも私にとってはラッキーでした。また一番最初の打ち合わせで、お互いのプロボノの認識をしっかりと話せたことで、共通の理解がはかれて、とてもよかったです。

プロボノは、言葉にまだまだ馴染みのない方も少なくないと思いますが、自分のスキルが活かせるボランティアなので、ボランティア未経験でも、やりやすいと思います。これから私以外の専門職の方も問い合わせてみていただければと思います。

NEXTEP側から)
今回、せりたさんとのプロジェクトで行った法人パンフレット制作ですが、NEXTEPが法人として規模も大きくなったため情報量が多く、そもそもどのような内容に整理するか悩ましいところでした。そんな中、せりたさんにプロとして制作に必要な考え方を整理しながら進行管理をいただけたことで、スムーズに、かつ法人内のメンバー参加型での制作が行えたと思い、感謝しています。

また、事後の振り返りを通して「プロボノ」という形での関わりを改めて整理・検証することできました。今後のNEXTEPに「参加・協力」いただく入り口を広げるきっかけにもなったと思います。

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よくあるご質問

Q.ボランティアとの違いは何ですか?

A.自発性や社会性といった部分ではボランティアとの違いはあまりありませんが、活動の分野がより専門分野に特化したスタイルになるのが、プロボノの大きな特徴といえます。

NEXTEPでは参加の方法や選択肢を幅広く設けていきたいと考えていますので、プロボノでの活動参加も今後増やしていければと思っています。

 

Q.費用や経費の考え方はどうなりますか?

A.事前打ち合わせでおおよその予算のすり合わせを行った上で、必要経費についてはNEXTEPが負担します。また、活動量や期間によって一定の活動費を設定して進めることがあります。(例えば、法人パンフレット制作プロジェクトでは、月5,000円の活動費を設定しました。)

 

Q.期間はどのくらいになりますか?

A.プロジェクトの内容ごとに設定します。カメラ撮影などであれば数日~1か月程度の短いプロジェクトや、長いものではパンフレット制作などは数カ月~半年程のプロジェクトが考えられます。まずはお問い合わせ下さい。

 

Q.必要とされている専門スキルには例えば何がありますか?

A.比較的常時ニーズがあるプロジェクトとしては、各種イベントチラシのデザインや、記録や印刷物等に使用する写真撮影(カメラマン)、もしくシステム管理(システム管理者)へのご相談などがあります。それ以外でもまずはご相談下さい。

Q.申し込みはどうすればいいですか。選考などはありますか。

A.まずは、ご自身のプロフィールや専門分野の領域や経験などをお聞かせください。詳細をお問い合わせフォームにご記入の上、お申し込みください。事務局より後日ご連絡差し上げます。

また選考という考え方はありませんが、お持ちのスキルとマッチングできるプロジェクトが常にあるわけではないため、一旦ご登録のみいただき、後日プロジェクトが発生した際に改めてご相談するといったことがあり得ます。

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おわりに

NEXTEPでは、一般のボランティアや賛助会員に限らず、プロボノによる事業への参画も募集しています。上記に一例を掲載しましたが、実際には様々な形でのプロボノがあると考えています。まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

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