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活動レポート

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不登校児サポート勉強会

2007年07月15日 更新

◎講 師: 宮津美光氏
(NPO法人シティエンジェルスくまもと)
◎日 時: 2007月7月15日(日) 10:00~11:30
◎場 所: 熊本市中央公民館
◎参加人数: 16名

 

◎事後レポート

 

◆内容◆
今回の勉強会は、宮津美光氏をお招きしました。宮津氏は、NPO法人シティエンジェルスくまもとのスタッフをされており、主に、非行の子ども達の自立支援を中心に地域で活動されています。今回は、「再び歩き始める少年たち」と題し、宮津氏に、これまでの地域や学校における子どもたちとの関わりやエピソードについて、事例を交えながらお話いただきました。お話されている宮津氏は、温かい笑顔が印象的で素敵な方でした
宮津氏は、学生時代に僻地の生活向上を目的とした活動(セツルメント)に参加されており、その中で、農産物の作り方の支援や遊びを通した子どもの集団作り、組織作りに携わっておられました。そのような活動をベースにしておられた宮津氏は、近年の「子ども達の環境の変化」(例えば、学校、地域の変化・遊び方・子どもたちが抱える問題等)に危機感を持たれ、PTA活動や地域活動を通して地域での子どもの集団つくり、組織作りを再開し、さらには学校へ来れない子どもたちへの支援を始められました。

 

PTA活動においては、宮津氏は、周に一回学校へ足を運び、学校に来れない子ども達と話しをする機会を作られました。そして、その時間には足を運ぶ子どもたち一人ひとりへ「夢」について問いかけ、じっくりと彼らの話を聴いていたそうです。子どもたちの中には、「ロック歌手」と答える子もいれば、「銀行強盗」と答える子もいました。宮津氏は、そのような子ども達に対し、真剣に耳を傾け、子ども達のやんちゃな、また切実な思いと向かい合っておられました。宮津氏のお話を聴きながら、その宮津氏の温かく真剣な子ども達への思いが、彼らへ伝わっているんだなあと感じました。
また、宮津氏が今まで行なってこられた支援活動の一つに「洗車クラブ」があります。「洗車クラブ」は、宮津氏の子ども達への自立支援活動の第一歩でした。どのようなことができるだろうと考えた結果、ひらめいたのが「洗車クラブ」でした。当時その少年達は車が好きで、「洗車」は彼らにとっては頑張りがいのある仕事でした。そこで、地域の人々に向けて洗車一回500円とし、さらに指導者として洗車のプロを依頼しました。彼らは、プロも行なうエコな洗車の方法(無駄な水を使用しない)を身につけたそうです。「洗車クラブ」は、少年達の生きる力の資源をフル活用し、さらには彼らと地域を繋げ、自立の一歩として、少年達にとって大きな経験となりました。その後、洗車クラブの一員だった少年が、仕事を持ち、また自らの家庭を持ち、宮津さんや宮津さんの仲間、様々な方から祝福されて教会で結婚式を挙げるというエピソードもあったそうです。
宮津氏は、子ども達との関わりを通して、同じ目線にある兄貴のような立場、そして時には、親のような立場で関わっておられるそうです。そして、子ども達を認めること、信じることが大切だとお話されました。「子ども達に、認める機会をつくる」ということは、宮津氏の活動のテーマの一つのようです。また、宮津氏は、「共に食す」大切さも、経験を通して感じておられます。実は、お好み焼き屋さんの宮津さんは、少年たちを店に連れてきて、美味しいお好み焼きを作ってあげていたそうです。宮津さんの作ったお好み焼きは、きっと、とっても美味しかったに違いありません!!
最後に、宮津氏は、「地域の視点から考えるとどんな子どもたちもみんな同じ守らなければいけない命だ」と述べられ、また同時に、「子ども達は大きなエネルギーを持っており、その力で地域は変わる」とお話されました。宮津氏は、現在、救急支援としてシティエンジェルスくまもとを、長いスパンでの自立支援活動としてふるさとクラブを行っておられます。宮津氏のお話は、温かく、私自身も未来への希望を抱けるような貴重なお話しでした。宮津さん、ありがとうございました。(岡田)

 

<参加者の声>
・子どもが大好きでいろんな子ども達と関わっている姿が、話を聞いていて目に浮かびました。私も仕事で子どもたちと関わっています。接し方に悩むことが多々あります。またこういう機会があれば、ぜひ参加させて頂き勉強したいです。
・子ども達の為に様々な活動をされているというお話が聞けて、子どもへの対応等を考えさせられる機会になりました。子どものために自分には何ができるのか考えて行こうと思います。

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