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活動レポート
12月13日 不登校児サポート勉強会
2010年03月03日 更新

◎日 時:
平成21年12月13日(日)
13:00-15:00(開場 13:00)
◎場 所: くまもと県民交流館パレア第8会議室
◎内 容:
講演「発達障害と特別支援教育」
講師:岡田稔久氏(くまもと発育クリニック院長)
◎参加者: 19名
今日は発達障害についてのお話でした。先生のお話を通じて発達障害について正しい認識を持つことの大切さを学び、また、今後フィールド活動等を通して子ども達と向き合っていくための多くのヒントを得ることができたと思います。
発達障害の視点として大切なことは子どもを社会性、コミュニケーション能力、イマジネーション、気働き、注意力、衝動性のコントロール、読字・書字・計算能力など、子どもの持つ苦手さの視点からみてあげることであるそうです。
子どもには一人一人得意・不得意があり、また物事の受け取り方や考え方も異なっているため、一人一人の特性に応じた適切な対応をとっていくことが大切であるそうです。周囲の大人は何が子どもにとってプラスになるのかを上のような視点で見てあげ、思いやりとちょっとした工夫をもって子どもに対してアプローチしていくことが大切だと学びました。
周囲は発達障害の子どもと向き合うとき、子どもが困っていることに気付けていないことがあります。それは周囲が子どもの立場ではなく先入観を含んだ大人の立場に立って子どもを見ているためだそうです。「気付く」ということは子どもの立場に立ち、子どもの抱える困り感を知ることであり、医療診断ばかりに依拠するものでもないそうです。また、発達障害と向き合う主体は医療機関ばかりではなく教育機関やNPOなど様々な社会的アプローチがあってよいとのことでした。
発達障害の子どもの特徴には物事の受けとめ方や感じ方、考え方が少数派であることや、偏りがあるそうです。そのことを周囲の大人がしっかり認識しておくことも大切であると感じました。
発達障害が一因にもなっている不登校の最近の傾向として、増加傾向・多様化・遍延化・複雑化があるそうです。不登校は子どもが周囲に対してとっているリアクションの一つであり、どの子どもにも起こりうることであるそうです。社会において、より十分な対応の必要性を感じました。
最後に、今回の講演では先生にはユーモア(笑い)を交えながら、とても分かりやすい内容で終始和やかな雰囲気で講演をしていただきました。本当にありがとうございました。(磯部)
★参加者の感想
・私たち大人がその子とどうかかわっていくべきか分かりやすくお話頂き勉強になりました。
・分かりやすくてよかった。発達障害について人に伝えるときの説明がわかりやすくなった。
・相変わらず面白い(?)話でした。私の方もこどもに対する気づきを原点に帰り学んでゆきたいと思いました。また生徒を診断して頂くこともあると思います。
・わかりやすく楽しい話でありながら、非情に「理解」しやすい話でした。今後「理解」の先の「支援」の方法を学びたいと思いました。
・はじめて講演を聞き、知った感じです。一人一人に対応する配慮と工夫が印象にのこった。私自身もあるなーと感じた。すごく楽しくまた参加したい。
・とても良くわかりやすかったです。特に人それぞれ理解しやすい方法は違うという話。
・発達障害という言葉を知ってはいたのですが、具体的にどういうものかということが今回の講演で少し分かったように思います。
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