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活動レポート

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8月30日 村田早耶香~子どもが売られない世界をつくる~

2014年09月15日 更新

<村田早耶香氏講演会>
今回、児童買春についての講演と聞き、国際的な大きな問題にどのように取り組んでいるのか想像もつきませんでした。

 

講演が始まり、カンボジアでの児童買春の現状を知りました。カンボジアの特に貧しい農村部では、私たちよりも年下の子どもたちが家族を支えるために働いています。しかし生活は厳しく、ある日やってきた仲買人に仕事があるとだまされ、売春宿に連れて行かれ、逃げようとすれば暴力を受け、むりやり働かされるということが起こっています。そして、エイズにかかってしまい、学校に行き勉強することもできず、亡くなってしまいます。もし助けられても社会では差別を受け、肉体的にも精神的にも傷ついているということでした。彼女たちは被害者なのにという村田さんの言葉が印象に残りました。尊い命がこんなにも簡単に扱われていいものでしょうか。日本に住んでいる私たちにとっては信じがたい現実でした。そして彼女たちを買っていく人の中には、日本人も多く、日本は加害国であるということにも衝撃を受けました。

 

村田さんは、大学生のときに児童買春の現状を知り、自ら行動を起こすことを決意されたそうです。当時この問題が最も深刻だったカンボジアで同じ志をもつ仲間と、かものはしプロジェクトを立ち上げ、この問題に取り組んでおられます。子どもを買う人を逮捕するため地元の警察を支援したり、大人が働くためにコミュニティファクトリーを経営したり、子どもを保護するための孤児院を支援したりと、その活動は多岐にわたります。

 

異国でこれだけの活動を行うには、私たちには計り知れないほどの苦労があったと思います。それでも村田さんたちの活動によりカンボジアの現状は改善に向かっていて、今は児童買春がより深刻なインドにも活動を広げているということでした。

 

この講演から多くのことを学び、感じることができました。問題に気づいても誰かがやってくれると人任せに思っていたら、何も状況は変わりません。受け身でいるのではなく、まず自分から動かないといけないということです。そして、特に強く感じたことが人とのつながりの大切さです。「あきらめなければ想いは必ずかたちになる」とあったように、強い想いを持ち続けていれば賛同してくれる仲間が増え、小さなことでもまずは始めることで、少しずつでも状況を変えていけるのです。

 

私たちはこの講演を聴くまで、児童買春という問題の深刻さを知りませんでした。もっと世間にこの認識が広まり、かものはしプロジェクトの活動に賛同してくれる人が増え寄付が集まれば、保護され学校に通い勉強をすることができる子どもが増えます。少し世界に目を向け、少し意識を変え、少しの行動を起こすことで、子どもが売られない世界をつくることができるのです。

 

また児童買春はカンボジアだけで起こっていることではないので、国際的に考え、解決していかなくてはならない問題だと思いました。

 

とても貴重な講演をありがとうございました!

 

(皆越、池田)

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